東京オリンピック2020のマラソンと競歩が札幌に変更

IOCバッハ会長が、東京オリンピックのマラソンと競歩を札幌で開催すると決定したと報じられました。報道によれば、どうやら JOC には事前に伝えられていたとか(→日刊スポーツ)。小池百合子都知事は不満らしく、「北方領土でやったら」と発言したそうです(→日刊スポーツ)。ふふ、小池氏と初めて意見が合ったぜ。

そもそも日本は「TOKYO2020立候補ファイル」に、次のような文章を書いていたのです。何度でも引用しますぞ。

この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である

ウソつき。

見え透いたウソという点では、安倍氏の「アンダーコントロール」と双璧をなします。

昨年、森喜朗・東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、猛暑オリンピックについて「ピンチはチャンス」みたいなことを言いました(→またも日刊スポーツ)。

ひごろ走っている方なら、暑い真夏に、レースペースで42キロ走ろうなんて考えないはずです。「いまさら開催地を変更するのは遅い」というご意見はごもっとも。そもそも夏の東京でエンディランス競技をやること自体がムリなのだから、そもそも立候補すべきでなかったし、早めに "自分たちから"「北海道で開催します」と言わなければならなかったのです。効果が疑われる特殊舗装を都内に敷くこともなかった。「酷暑に馴れているから、東京のほうが日本人のメダルの可能性があったのに」って人たち、生命の危険にさらしてまで日本人のメダルが欲しいんでしょうか。

「暑いほうが得意な選手がいる」というのも、その通り。そういった選手は、どこかの夏レースで優勝すればいいではないですか。オリンピックがマラソンにとって最高の舞台であるのなら、世界記録の可能性がある条件でやるべきです。札幌の早朝でも最高の条件とはいえません。一般的に、選手は1シーズンに2レースくらいしか出ないのでしょう。非公認ながらサブ2で走った、世界記録保持者キプチョゲは来年35歳。先日、2時間1分台をマークしたベケレにいたっては来年38歳です。2人があと何レース走るかわかりませんが、そのひとつに札幌を選んでくれるでしょうか。

口先だけの「復興五輪」はどうなった。原発も収束せず、東北の復興も果たせないまま、今年は台風が被害をもたらしました。もう1回書いておきます。
 
 東京オリンピック反対!