NHKスペシャル『ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる』

NHKスペシャル『ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる』をオンデマンドで見ました。やはりジャングルって凄い。画面に映る自然に圧倒されます。集落の一人一人の個性などは、番組プロデューサーの国分氏が書いた『ヤノマミ』(新潮文庫)に詳しく、映像と本とで補完するのがよろしかろうと思います。大人のヤノマミが走るシーンを見たかったなあ。

文明というのは、穢れたと感じるもの、自分のなかの動物的なものを排除することなのかもしれませんね。草木を薙いで線路やアスファルトを作り、電車やクルマで移動する現代人は、動かないことを進歩とし、いまやテレビとソファの間さえ動かず、リモコンをポチポチやっている。獲物を獲らずとも、肉や魚はスーパーに並んでいるし、配達してくれるサービスさえある。風邪をひいたら薬をのむ。洋式トイレに座って、自分の排泄物を見ることもなくジャーッと流す。

狩猟採集生活はその日暮らしで生きていけたのに、老後の心配をしてせっせとデスクワークする。そしてつぶやくのです。「ウォーキングでもしなきゃなあ」