『肌断食』『化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた』

化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた

化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた

 
最新版 肌断食: スキンケア、やめました

最新版 肌断食: スキンケア、やめました

 

狩猟採集民をじっくり観察するまでもありません。

人間は水浴びくらいしかしない生き物でした。呪術的な目的なのかおしゃれなのか、赤土などで一種の化粧をしたりしますが、化学物質ではありません。そういった暮らしで、本来必要な皮膚の常在菌とともに生活できるらしいんです。(この記事再掲/(2ページ目)「狩猟採集生活」が身体もたらす意外なメリットとは?|@DIME アットダイム

私は、二十代、三十代のころ、女性から「肌が綺麗でうらやましい」「どんなケアしてるの」「化粧してみたい」とか言われてホクホクしていました。男ですもの、顔なんて気にしません。水でちゃちゃっと洗うか、洗わない日もよくありました。今だって同じようなものです。

しかし走るようになって皮膚が劣化したな、と感じていたんです。ただでさえ紫外線にさらされるのに、「真夏は走り込みだ」と張り切って月間400〜500km走っていましたからね。日焼け止めは塗っていましたが、それでも紫外線を防げなかったんでしょうか。走力や減量と皮膚の劣化はトレードオフの関係にあるのだ、と諦めていました。

なんでも本から入る私(そこが狩猟採集民らしくないんですが)、肌断食なるものを知るべく、山口麻子『化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた』と平野卿子『最新版 肌断食』を読みました。前者はハウツー本、後者は実践編です(化学物質が含まれるシャンプーや化粧品は不要、という考えは、宇津木龍一さんという方から始まっているようです。宇津木氏の『シャンプーをやめると、髪が増える』は読みました)。

山口さんの本は女性向き。化粧をしない私には半分くらいピンときません。「本来、人の肌はサラサラ、スベスベしているもの」であり、顔も二の腕の内側や太腿の皮膚のように「キメが細かく、毛穴も目立たない」状態がよい、なんて記述にフムフム。

平野卿子さんは翻訳家だけあり、試行錯誤の1年間をエッセイ風に綴られています。著者はどんな肌しているんだろうかと、YouTubeにアップされた本の宣伝のトークショーを見ました(→動画)。肌の状態もさることながら、湯シャンしているという髪のツヤとボリュームにも驚きます。

平野さんの本で驚いたことは、たとえば……。

高級な化粧品は原価がとても安い。原価数百円の化粧品を数千円で売ることで大々的に宣伝できるし、高い価格設定だと高級感が漂うんだそうです。「威光価格」なる言葉を知りました。

「無添加・自然派・ベビー用・弱酸性」にまどわされるな、ともあります。

 

さて、私の場合です。

《顔と同様、体の汚れもお湯だけで落ちます。ボディシャンプーや石けんなどを使う必要はありません。/一般に垢とよばれているものは、皮膚表面の角質層の不要な部分です。(略)お風呂でお湯につかれぱ、自然に落ちます》と山口氏は書いています。

洗わないのはちょっと敷居が高いので、ボディソープがなくなったら、混ざり物のない純石鹸を泡立て、身体に塗ることにします。擦らないことが重要だそうです。

ところで、化粧もケアもしてない私の顔はなぜ状態が悪化したのでしょうか。

外を走っていて紫外線を浴びたせいだと思っていましたけど、日焼け止めがいけなかったかもしれません。夏はSPF50の日焼け止めを塗っていました。数字が多い方がいいんだろ、と考えて。じつはSPF値は15以上は効果が同じで、それ以上の数字は、単に持続時間の長短を表しているとか。数値が高くなれば化学物質がたくさん含まれ、肌に悪影響をおよぼすのでしょう。少量のワセリンを塗り、低いSPF値の日焼け止めをこまめに塗り直すのがいいそうです。

今夏は日焼け止めなしで過ごしてみます。また「肌が綺麗でうらやましい」「どんなケアしてるの」「化粧してみたい」とか言われちゃうよ……そんなこたないか。